もうママだけの家事じゃない! パパも身につけておきたいお裁縫の基本
今回は、パパ大学で行われた「パパのお裁縫入門講座」から、裁縫のファーストステップである手縫いの基本を紹介します!
手縫いをマスターしよう!
ボタン付けやゴムの付け替えなど、子どもが小さいと裁縫のスキルが必要な場面は多くなるもの。そんな時、ママだけじゃなくパパも裁縫ができれば、子どものものはもちろんのこと、自分のシャツのボタンが取れた時などにも、自分でサッと直すことができます。「裁縫は苦手」というパパも多いかもしれませんが、まずは針と糸だけを使った手縫いを覚えるだけでも、十分いろいろなことができます。苦手意識を捨てて、まずはチャレンジしてみませんか? コツをつかめば、お子さんの幼稚園グッズなどを手作り…なんてことも夢ではないかもしれません!
基本の縫い方➀ なみ縫い
なみ縫いは、布の表と裏を等間隔で縫っていく縫い方で、複数の布を縫い合わせる時や仮縫いをする時などに使います。縫い目がきつくならないため、幅広い種類の生地を縫うことができますよ。まずは練習してみましょう!
縫い方
- 針に通した糸の端を玉結びにし、針を布の表から刺します。
- ひと針分(約5㎜)くらいのところで、布の裏から表へ針を出します。
- 等間隔になるよう、「表から刺して裏から出す」を繰り返します。
- 10cmほど縫ったら、縫い目がきつくならないように指で布を軽くひっぱって、縫い目を整えます。
- ③と④を繰り返し、縫い終わったところで糸を玉止めします。
基本の縫い方② 半返し縫い
半返し縫いは、常に進んでいくなみ縫いとは違い、ひと針縫うごとに縫い目の半分まで戻る縫い方です。その分、なみ縫いよりも縫った部分が丈夫になるため、ほつれを直す時など、縫い目を目立たせずしっかり縫いたい時におすすめです。特に、薄手の布や柔らかい布、伸縮性のある布は、半返し縫いが適しています。
縫い方
- 針に通した糸の端を玉結びにし、縫い始めたいところで針を裏から刺して表に出します。
- 縫い目の間隔の半分(0.5針分)まで戻って、針を表から裏へ刺します。
- そこから1.5針分進んだところで、針を裏から表へ出します。
- ②と③を繰り返し、縫い終わったら糸を玉止めします。
基本の縫い方③ 本返し縫い
半返し縫いをマスターしたら、本返し縫いにチャレンジしましょう! 本返し縫いはその名のとおり、ひと針縫ったらひと針分戻る縫い方です。ミシンで縫った時のように目が詰まった仕上がりになるのが特徴で、縫った部分がとても丈夫になるため、洗濯の頻度が高いものや厚手の布、袋物のように強度が必要なものを縫う時には、本返し縫いをするのがおすすめです。
縫い方
- 針に通した糸の端を玉結びにし、縫い始めたいところで針を裏から刺して表に出します。
- ひと針分進んだところで表から針を刺します。
- さらにひと針分進んだところで、針を裏から表へ出します。
- ひと針目の右端に針を刺して、ひと針分戻ります。
- 針を刺したところから2針分進んだところに、裏から針を刺して表に出します。
- ④と⑤を繰り返し、縫い終わったら糸を玉止めします。
手縫いの基本となる3つの縫い方をマスターすると、簡単なアイテムも自分で作ることができます。 今回のパパ大学では、裁縫初心者のパパたちが手縫いで右のようなマスクを作ることができました。ぜひ皆さんも裁縫スキルを身につけて、お子さんが喜ぶアイテムづくりに挑戦してみてください!