ぎふし共育・女性活躍企業

子育て中の女性も技術を活かせる環境づくりを！　男性も積極的に子育て参加が出来る環境を！

　バックオフィスＩＴシステムの生産管理システムや多店舗小売業システムなどのソフトウェア開発を行う㈱ ＡＩアクティブでは、創業時からプログラミング技術を持つ女性が、結婚や出産を機に退職を余儀なくされることを非常に残念なことと感じ、課題として取り組んできました。その課題解決のため、まずネット回線を活用し、自宅でもプログラミング開発ができる環境を導入したり、スマートフォンアプリによって、内線・外線ともに会社の電話をどこからでも受信・発信できるようにしたり、ＦＡＸをテレワーク時はメール転送に切り替えたりと、自宅でのテレワーク作業がしやすい環境を積極的に導入。この取り組みによって、子育て世代の女性社員からは「子どものイベントに合わせた仕事の仕方ができる」「子どもの体調不良に対応しやすくなった」などの声が上がっています。
　現在は、在宅勤務を希望する女性ＩＴ技術者の採用を積極的に推進。「技術は持っているが、今は子どもが小さいため、就業できない」などの悩みを抱える人も、自宅でのテレワークにより自分のペースで作業ができるよう、職場環境を整えています。また、今後は女性管理職も増員していくなど、さらなる女性活躍も進めていく予定です。

　在宅勤務での開発レスポンス環境を社内と同等にするため、設備投資を変更、①インターネットの早い速度の回線に変更、➁カメラ環境の随時設置等、進めています。　又、在宅に対しての就業規則（特に給与計算面）を時間固定の計算から、変則稼働時間（１日８時間勤務だが、10:00～13:00、15:00～17:00、19:00～21:00）と取りやすくする等、規則の変更を全員で検討しています。又、パートタイマーでの勤務の人も、時間によって収入が変わるのではなく、パート勤務で融通がつきやすいが、月額収入は一定になるよう、「短時間正社員」の規則の導入も検討し、専門家との調整を行っております。

　働く人を中心とした、社員ファーストの意味合いでの業務計画には、皆さん賛同をして貰っています。それによって、無駄な工数、無駄な作業等をみんなで話し合いをし、その洗い出しをする事で、時間外勤務、休日勤務をしなくても効率よく作業がこなせるようになりました。事業者、従業員共に意識改革が少しずつ進んだと思います。

　今後は、在宅勤務のみでは無く、田舎（失礼な言い方ですが）でも働けるよう、サテライトオフィスの創設を進めております。短時間では働きたいが、岐阜市内まではちょっとという人の為に、例えば、揖斐川町の山間部にとか、郡上市の街中にとか、養老町の山間部にとか、集まれる場所で、実際に顔が見れて仕事がしたい人の為にと考えております。これは、共育の人だけではなく、Ｕターンしたい人，ｉターンしたい人の思いとも一致しているのでは無いかと感じでおります。