ぎふし共育・女性活躍企業

ワーク・ライフ・バランスの充実と魅力ある職場づくりをめざして

　我社では社員の大半を男性社員が占め、電気工事というと男性の職種というイメージがありました。毎年我社は高校生のインターンシップを受け入れておりますが、何年か前に電気科の女子生徒さんがみえたことがありました。はきはきとしたとても感じが良い生徒さんで将来は電気に関する仕事につきたいと話してみえました。そのことをきっかけに、女子社員は事務系の仕事というイメージをなくし、男女関係なく仕事ができる環境づくりに取り組むようになりました。女子社員も時間があれば自分のスキルを伸ばすことを目的に積極的に男性社員の仕事を手伝い、将来的にはCAD の操作や現場の写真撮影など、女性ならではの細かい目線で仕事ができればと期待をしています。

　何年か前までは毎年高卒の学生さんが入社してくれていましたが、ここ何年かは入社しても直ぐに辞めてしまう社員が増えて、世間の働き方改革の取組みの時期とも重なり、会社として何かしなくてはいけないと考えるようになりました。

　夏季、年末年始など年次有給休暇を計画的に付与し、長期休暇を取得できるよう設定したり、社員の誕生月にはバースデー休暇として2日以上の休暇取得と祝金を支給したりと、休暇をとり易い職場環境づくりに取り組みました。

　若手社員同士のコミュニケーションを図るために月1 回の若手会議や、毎月8 の付く日はノー残業デーとして、家庭のある人は早く家に帰り家族と過ごす時間を大切にして欲しいという願いから実施しています。

　このような取り組みの結果、有給取得率も上がり、今まで何となく上司に遠慮して休みづらかった若手社員も休暇を取りやすい環境になりました。月に一度の若手会議も毎月テーマを決めて各々意見を出し合い、時には上司も参加して上司とのコミュニケーションや情報共有の場になりました。年に一度慰安旅行がありますが、毎回行き先のアンケートを取り、グループでの自由行動を基本としているので、自分たちで計画を立て行きたい場所に行ける、そんな気楽さも楽しみの一つのようです。

　男女共に育児休暇取得の実績がまだないので、それまでに働きやすい職場環境を整え、その時が来たら安心して仕事を任せられる体制づくりを目指して、ワークライフバランスの充実に取り組んでいきたいと思います。