ぎふし共育・女性活躍企業

業務分担やDX化で休みやすい環境を整備

　米金商店は、女性役員の産休・育休取得や病児保育をきっかけに、女性パート社員の採用をスタート。系列会社の合併や組織改編、人手不足などもあり、業務の見直しや整理、切り分けを行い、女性社員を順次増やしていきました。また、子育て中の男性社員も採用したことで、事業所全体で育児参画や女性活躍の機運が高まりました。

　社内の環境整備については、正社員にシフト休制度を採用し、休みを取得しやすい環境を整えたほか、雇用形態を越えて何人かで同じ業務を分担することで、１人に負担が集中するのを防ぎ、休みやすいようにしています。また、業務効率化のために、クラウドサービスを２種類導入。業務や休日などの社内情報は全社員が閲覧して確認できるようにし、販売・会計システムは業務を簡素化し、テレワークを可能にしています。さらに、社員が活躍できる職場にするため、パート社員にもある程度の権限と責任を与え、活躍の機会を創出するほか、子どもに職場体験をしてもらうイベントに出展し、生コンクリート製造の仕事について知ってもらうと同時に、子どもとともにある事業所であるスタンスを発信・共有しています。

　こうした取り組みの結果、若い世代の入社が増え、事業所全体に活気が出てきました。現在は、24～77歳の幅広い年齢の社員が、自己の能力に応じて働いています。子育てに限らず、病気を罹患した人、介護する家族がいる人など、すべての人が相応に働ける環境になってきており、会社基本方針の１つである「地域で輝く人材になります」の達成につながっています。