ぎふし共育・女性活躍企業

DXや成長支援制度で、性別関係なく活躍できる職場に

　中部空調サービスでは、約10年前に男性社員が全体の９割以上を占めていましたが、初の女性幹部社員が誕生。これからの時代は、男女関係なく個性や能力を発揮して、社会で活躍できる場をつくりたいと思うようになりました。また、共働きの家庭も増え、学校行事など子どもの成長機会に立ち会えると、社員のモチベーションアップにもつながり、その結果、仕事にも意欲的に取り組む姿勢が見られたため、子どもの行事などに合わせて休暇を取れる仕組みと、時間単位で柔軟に休暇を取得できる仕組みを構築したいと考えました。

　そのために、計画年休制度を導入し、休日を挟んだ長期連休を取得できる環境を整備。部内の協力体制強化に向けて、ラインワークスの導入や共有ファイルサーバーなどのインフラ整備など、DXを推進したほか、オリジナルの成長支援制度として個々のスキル上げる人材育成の仕組みを構築・運用しました。マルチタスクを強化して、誰が対応しても品質・精度が一定になるよう、組織を再編成したところ、急遽休んでも他社員が業務をカバーし合える協力体制が構築できています。

　また、会社のことを家族に知ってもらうための家族参加型イベントを定期的に開催するなど、社員間の親睦を図ることで、コミュニケーションが活性化。休暇を取りやすい雰囲気が醸成され、仕事と家庭のメリハリ意識が社員の中でも高まっています。今後は性別に捉われない採用活動を行い、男性の育児休暇取得に向けた社内環境整備や周知、女性社員の現場管理者や管理職への登用などに取り組んでいきます。こうした社内の取り組みをホームページやSNSを通じて、積極的に配信していきたいです。