ぎふし共育・女性活躍企業

育児と仕事の両立に向けて、制度の充実と周知を徹底

　女性が８割を占め、子育て中の職員も多い岐阜清流病院は、2018年４月の病院立ち上げ当初から、子育てをしながらでも安心して働ける制度を構築してきました。男性職員においても「育児休業について説明が聞きたい」という声をきっかけに、2022年に男性の育児休業取得促進セミナーを実施。思った以上に職員の関心度は高く、結果としてその後、２名の男性職員が育児休業を取得しました。
　育児と仕事の両立に向けては、有給休暇扱いの看護休暇を導入して男女共に利用を推進。時短勤務についても、希望する職員の勤務時間にできる限り沿うよう配慮しています。子どもの体調不良時に、急に休むことになっても安心して休みが取得できるように、担当外の病棟への応援体制も整えており、病院開設当初より託児所を運営して、出産後も退職することなく職場復帰できる体制もとっています。
　こうした取り組みを行うことで、働きやすい職場が実現し、離職者が減少すると期待しています。現在導入している看護休暇は、小学校就学前までとなっていますが、小学校低学年のうちは病気にかかることも多く、１人で家に残しておくこともできないため、今後は看護休暇の取得年齢引き上げも検討していきたいと考えています。