ぎふし共育・女性活躍企業

家庭で培う経験・知見を、仕事で活かす人材・環境づくり

　紙おむつや生理用品の部材、クッキングペーパーなどの生活必需品に使用される衛生用紙や不織布を製造するハビックスでは、よりよい製品を生み出すため、性別や年代の垣根なく、育児や介護、家事などに関わることで知見を広げ、製品開発につながるアイディアを出し合うことが重要であると考え、育児参画や女性の活躍を支援しています。2019年頃からは女性社員の採用を強化し、2020年度に２名を開発部に配属。翌年には３名が経営企画部や総務部などの中枢部門に配属され、前衛的な業務を担っています。
　2022年に施行された「育児・介護休業法」については、全部門対象の説明会を実施し、階層別の社内研修でも周知を徹底。さらに、社員やその配偶者が出産予定の際は育児休業の意向確認とともに、独自に作成したリーフレットを配布して、前向きな取得を呼びかけています。その結果、2022年12月には初めて課長職の男性社員が出生時育児休業を取得しました。
　また2021年度より、性別や年齢を問わず成果が賞与に反映されるように制度を刷新し、社員のモチベーション向上を図っています。加えて、社員がコア業務で活躍できるよう、電子化を進めて各人の事務負担を軽減。業務改善によって時間外労働の圧縮や休暇取得の推進を行うことで、ワーク・ライフ・バランスを推進しています。
　優秀な人材が十分に力を発揮して活躍できる体制づくりを目指して、今後も女性社員向けの意識向上研修や階層別研修、管理者研修内での女性活躍推進や育児休業制度の周知徹底など、女性の活躍を後押しするほか、若手社員による社内改革プロジェクトの推進や専門職、総合職コース選択によるキャリア選択の自由化、個人による提案制度の導入など、より働きやすい環境を整える取り組みを実施していく予定です。