国立大学法人東海国立大学機構岐阜大学
女性研究者の増加・活躍を、支える取り組みに注力
岐阜大学では、2010年4月に男女共同参画担当の副学長を配置するとともに、同副学長を室長とする男女共同参画推進室を新設。また同年10月には「岐阜大学男女共同参画宣言」及び「岐阜大学男女共同参画行動計画」を制定し、性別に関わりなく個性を尊重し、能力を発揮できる男女共同参画社会の実現に向けて、積極的な取組を推進してきました。
連携する他大学や企業と共同研究を行う女性研究者の研究費を支援する「連携型共同研究プロジェクト支援」や、研究補助者のあっせんや女性研究者の再就職を支援する「女性研究者支援のための人財バンク制度」を設けたほか、女性教員や大学院生が研究上の課題を抱えた際に、メンター(相談対応者)に相談できるメンター制度を導入して、女性の活躍を支援。また、育児や介護中の女性研究者等に研究補助員を配置して両立を支援する「研究補助員配置制度」を採用し、大学内には直営の認可保育園を設置するなど、家庭との両立もサポートしています。
また、男女共同参画やダイバーシティの視点を取り入れたシンポジウムを開催したり、女性大学院生が中高生向けに出前講義を行う「サイエンス夢追い人プロジェクト」を行ったりと、啓発活動にも尽力。サイエンス夢追い人プロジェクトでは、若い世代へ科学や研究の魅力を発信でき、理系選択や研究者をめざす女性の裾野拡大につながると考えています。
こうした取り組みにより、若手女性研究者の論文や特許等の研究業績など研究力の向上が見込まれ、将来的に女性研究者の上位職比率増加にも資すると感じています。今後は教育研究評議会に女性枠を設置し、大学の意思決定組織における女性比率の増加を目指すほか、女性を採用した部局に人件費を補助する取り組みを行い、さらに女性研究者比率を高めていきます。
企業情報
企業名 | 国立大学法人東海国立大学機構岐阜大学 |
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住所 | 岐阜市柳戸1番1 |
創業 | 1949年5月 |
代表者 | 岐阜大学長 吉田和弘 |
従業員数 | 3,482人(男性1,562人、女性1,920人) |