ぎふし共育・女性活躍企業

性別を問わず育児に参加し、継続的に活躍できる職場に

　従業員の80％以上を女性が占めるたんぽぽ薬局では、個人の職業生活と家庭生活を両立できる働きやすい職場環境作づくりが不可欠と考え、2005年から特に女性活躍について取り組んできました。早い時期から勤務時間短縮や育児休業期間、看護休暇等法定を上回る年齢まで取得可能とし、現在、育児短時間勤務者は常時170名前後在籍し、継続雇用となっています。本人から周りのスタッフへの感謝の気持ちも伝わり、人員不足で厳しい状態にあっても、他のスタッフには「自分が子どもを育てる時にも安心して両立できる」という思いやりが構築されています。
また、結婚転居や家族の転勤、また育児に専念したい等、仕事との両立が困難でやむなく退職となった薬剤師が、再度勤務可能となった場合は再雇用補助金を支給する再雇用制度を導入。子どもが病気になった際には、病児・病後児保育料の一部を会社が補助しています。現在は、従業員人数に比べて女性管理職が少ないため、男性を含めて管理職の働き方を見直した上で、キャリア形成に向けた研修の実施を検討中です。
　男性の育児参加については、早い時期に配偶者出産休暇制度導入。2007年からは、男性女性ともに理由を問わず2歳まで育児休業が取得できる制度にし、一人ひとりのライフプランを尊重して、継続就労がしやすい環境整備に努めてきました。男性の１年以上の育児休業取得者や育児短時間勤務者も数名おり、性別による区別なく育児参加ができる環境になってきています。男性の育児参加を社内報等でクロ―ズアップすることで、女性従業員の家族に向けたアピ-ルにもなり、ワンオペ育児の回避にもつなげたいと考えています。