ぎふし共育・女性活躍企業

多様な労働ができる環境を整えて、人材確保と意欲向上を図る

　イングでは女性活躍促進法を受けて、女性のキャリア形成や職業生活と家庭生活の両立に向けた制度づくりの必要性を実感。さらに、2022年の育児介護休業法の改正により、男性社員の育児休業取得を促進したところ、同年８月に従業員から問い合わせがあり、環境整備などに取り組み始めました。

　育児休業については、取得の申し出が円滑にでき、スムーズな復帰が果たせるよう、子どもの送迎に対応できる就業時間の設定など柔軟な対応で、育児との両立が可能な環境を整えています。育休取得者をサポートする従業員に対しても、負担を軽減する業務体制を整備しました。女性活躍の面では、家庭の事情で退職を余儀なくされる従業員に対し、再雇用の説明を行い、いつでも戻ってこられる環境づくりを行っています。また、女性管理職育成のため、評価制度を整備し、昇格システムを構築するとともに、女性従業員に対して定期的にキャリア意識や働き方について、面談を実施しています。

　男性の育児休業取得者が出たおかげで、他の従業員も取得しやすい雰囲気が生まれました。取得した従業員のモチベーションもアップし、帰属意識や仕事への意欲が高まったと感じています。女性管理職も２名が新たに誕生し、よいロールモデルとなっています。部下とのコミュニケーションが円滑になり、風通しも非常によくなりました。こうした取り組みを行うことで、働きやすい環境整備や人材の流出が防止できるのはもちろん、優秀な人材の確保にもつながり、外部からの評価も高まるのではと感じています。これからも仕事と子育ての両立を図るための雇用環境整備とともに、子育てをしていない従業員も含めた多様な労働条件の整備にも取り組んでいきたいです。