ぎふし共育・女性活躍企業

社員の声をヒヤリングし、育児と両立できる社内体制へ整備

　富士変速機では、2017年の育児・介護休業法改正を機に、育児をしながら働く社員が保育園等に子どもを入所させられず、退職を余儀なくされる事態の防止や、育児休業等を取得しやすい職場環境づくりを目的に、社内体制の整備を行いました。また、2022年の同法改正でさらに取り組みを充実させ、男性も仕事と育児を両立できるような社内体制の整備や企業風土の醸成・浸透に努めています。

　2022年からは、将来管理職となる女性社員の育成を目指して、ヒヤリングで昇格制度に関する課題を抽出し、改善策を検討。階層別研修を実施することで、昇格を踏まえた女性社員のスキルアップをフォローしています。さらに女性社員の定着率向上に向けて、利用できる社内の両立支援制度やハラスメント防止について、社内の周知を徹底。企業主導型保育園との提携も開始し、管理部や所属部門が連携して、育児休業取得者の復職やその後の両立をサポートしています。

　こうした取り組みを通じて社員の声を聞くことで、担当者では気づかなかったさまざまなアイデアや意見を聞くことができ、改善につながっています。今後は女性の管理職を増やし、女性社員の平均勤続年数を１年以上伸ばすことを目的に取り組みを継続。男女共に仕事と家庭を両立させることができ、長期にわたって働きやすい環境を整備することで、社員の能力を十分に発揮できる職場づくりにつなげていきます。