ぎふし共育・女性活躍企業

労使一体で職場環境改善や社内制度の見直しを展開

　NDS本社では、女性活躍推進法施行の前年に「ダイバーシティ推進委員会」を発足し、女性活躍推進の施策を検討・実施してきました。発足当初は、女性社員で構成した「Jワーキング」で女性活躍をメインに検討を実施してきましたが、最近は「ダイバーシティ＆インクルージョン委員会」と名称を変更し、男性育児休業制度の充実などを図っています。また、2005年から次世代育成推進法の一般事業主行動計画を策定し、子育てやワークライフバランスの環境整備に努めてきました。2022年4月からの段階的な育児・介護休業法の改正に伴い、労使一体となった「イクメンプロジェクト」で職場環境の改善や社内制度の見直しを行っています。

　男性社員も長期の育休を取得しやすいよう、仕事と育児の両立に向けてトップメッセージを発信し、「男性育休100％宣言」に賛同。取得期間に応じて応援金を支給し、収入減の不安を解消するほか、子の出生後８週間以内に５日間の特別休暇を付与し、対象者には面談を通じて育休取得を促進しています。面談時には、育休予定者が家庭で家事・育児分担などを話し合う「家族ミーティングシート」や、育休中や復帰後の希望などを確認する「育休面談シート」をオリジナルで作成して配布。社内報でもイクメン・イクボスを紹介し、子の出生予定者への「イクメン研修」や管理職への「イクボス研修」を実施するなど、意識向上に努めています。

　取り組み後、2022年10月以降に育休を取得した男性は33名に上ります。男性育休促進の取り組みは、スムーズな取得に向けた業務のシンプル化・マニュアル化・見える化、属人化業務の解消など、スマートワークのさらなる推進につながっています。今後は、「仕事と介護の両立支援」に向け、社員へのアンケート調査を実施し、現状やニーズを把握して社内制度・職場環境の整備を進めていきたいと考えています。