ぎふし共育・女性活躍企業

労働時間を見直すことで、仕事と家庭の相乗効果を図る

　岐阜県信用農業協同組合連合会では、共働き世帯の比率が年々上昇している現状から、男女問わず育児休業取得の促進やノー残業デーの実施、年次有給休暇の取得率向上などに取り組み始めました。中でも、特に残業時間の短縮に注力。一般事業主行動計画に毎週水・金曜日を「ノー残業デー」に定めるとともに、より実効性を高めるため、各職員の残業時間を所属長に通知し、残業時間の多い職員と面談を行って、労務時間の改善を図っています。

　取り組みの結果、令和元年度における１人あたりの残業時間（１カ月）は、直近３年間の平均値に比べ、約20％削減することができました。この取り組みを継続することで、残業時間は減少傾向が続いています。私生活が充実することで、仕事のパフォーマンス向上にもつながり、相乗効果が期待されています。

　また、持続可能な組織であり続けるため、2022年８月にはSDGs部会、TCFD部会、インハウス部会の３つからなる「サステナビリティWG」を設置。このWGは各部署から選抜された若手職員で構成されており、特にインハウス部会では、働き方改革やダイバーシティ、ジェンダー問題などの課題解決に取り組んでいます。このインハウス部会を中心に、今後も労務改善に取り組み、男性の育休取得率や年次有給休暇取得の向上を目指すなど、職員が健康で安心して働くことができる環境づくりを図っていきます。