若者向けライフデザインセミナー 岐阜市立岐阜商業高等学校編
2023年12月8日、岐阜市立岐阜商業高等学校で若者向けライフデザインセミナーが開催されました。学生の皆さんが、結婚や出産などのライフステージや仕事のキャリアアップなど、仕事と家庭の両立を考慮しながら、今後どのように人生を送りたいかを考えるきっかけとなるよう、就職や起業などさまざまな経験をした岐阜市内の経営者が、自身の体験談を紹介しました。
将来、どんな人生を送りたいのか
夢を見つめ直し、人生設計を考える「ライフデザイン」を実践!
今回のセミナーでは、事前にそれぞれのライフプランを考えてもらうため、卒業後からの「マイ・ライフデザイン」を考えてもらいました。進学や就職、希望の年収やそのために行う自己研鑽など、仕事に関わることはもちろん、結婚、出産、育児の関わり方など、理想とする家庭の在り方についても記入してもらい、自分の人生を想像する時間を設けました。
夢はいつでも、何度でも変わってもいい
早期から自分の生き方を考えておくことが大切
セミナーでは、アース・クリエイト有限会社の岩田良代表取締役社長が登壇し、これまでの経歴を説明しました。岩田社長は、18歳でダンサーを志して上京し、ダンススタジオを立ち上げるために岐阜へ帰郷した後、アルバイトとして入社したアース・クリエイトで営業部を立ち上げ、部長に就任。子どもが誕生した際には、男性社員として初めて育児休業を取得して、社内の働き方改革やワーク・ライフ・バランス推進に取り組み、39歳の時に社長に就任しました。現在は、NPO法人や複数の株式会社の立ち上げに関わり、さまざまな分野で活躍しています。「ライフデザインは、自分なりの幸せのカタチを選択することであり、いつ変わってもいいし、いつからでも変えられる」さまざまなキャリア経験を積んできた人生から、そんなメッセージを伝える岩田社長の話に、学生たちは強い関心を持って聞き入っていました。
多くの学生がライフデザインの重要性を再認識
その後の質疑応答では、「将来は料理人を目指しているが、起業するための資金はどう集めたらいいのか」「複数の会社を束ねているが、1日のスケジュールは?」など、多くの学生が幅広い疑問をぶつけました。
反対に、岩田社長が学生の夢を聞き、「ヘアメイクアップアーティストになりたい」「プロ野球選手を夢見ている」など各々の思いを伝える場面も。中には「今は将来の夢を抱けず、どのように考えたらいいか悩んでいる」という声もあり、岩田社長は「まずは自分が楽しいと思うこと、好きなことから考えていくといい。何かをやり続けていれば、必ず夢が生まれてくるはず」とアドバイスを送りました。
実施後のアンケートでは、
「講師の方は人生の中で夢もたくさん変化していたけれど、最終的にやりたいことを見つけていて、すごいと思えた」
「今後のライフプランを考えた方が目標に近づくことが分かったので、今後も考えていきたい」
「4月から就職するので、結婚して子どもが出来ても稼いでいけるような人生設計を立てようと思う」.
など、今後のライフデザインについて前向きな感想が聞かれました