イベントレポート

子どもに教えたい!自然の生き物・遊び方講座

2022年10月30日、岐阜市中央青少年会館にてパパ大学「子どもに教えたい!自然の生き物・遊び方講座」が行われました。今回は、会場となった岐阜中央中第2運動場を回り、身近にある植物や生き物をウォッチング。講師である「NPO法人 森と水辺の技術研究会」副理事長の水﨑貴久彦さんに、植物や生き物の知識や親子で安全に楽しめる遊び方を学びました。

また、同時に開催されたママ講座では、「ママもキレイに!簡単自宅エステ&メイクのお悩みワンポイントアドバイス」と題して、CIDESCOインターナショナルエステティシャンの平井愛さんが、子育てに奮闘する中でもキレイを保ちたいママに、自宅で手軽にできるお手入れ方法を紹介しました。

特定非営利活動法人 森と水辺の技術研究会 副理事長 水﨑 貴久彦 氏

全国で2800人ほどが活躍する樹木医の1人で、樹木医会岐阜県支部の支部長として活動。天然記念物のような巨木・名木から街路樹や庭木などの身近な樹木まで、傷んだり病気になった樹木の調査や診断、病気の治療を行い、樹木の保護・育成に関する普及や指導を行う専門家。

CIDESCOインターナショナルエステティシャン 平井 愛 氏

  • CIDESCOインターナショナルエステティシャン
  • 日本エステティック協会 正会員
  • 認定トータルエステティックアドバイザー

岐阜市で生まれ育ち、大学は大阪に。大学卒業後、エステティックの専門学校にてエステを学ぶ。横浜、東京のエステティックサロンを経て地元に戻り、各務原市のエステティックサロンに勤務。
現在、トータルエステティックエトワール店長。エステティックに従事して20年。

まちの真ん中にある自然を観察! 親子で自然を楽しもう

「最近はアウトドアがブームになっていますが、お父さんお母さんの中には『外に子どもを連れ出しても、遊び方が分からない』という声も聞かれます。公園を散歩するだけでも、身近にある植物のことを知っていると、子どもとの会話も弾みますよ」という講師の水﨑さんのお話から始まった、今回のパパ大学。今回は秋空の下、グランドを一周しながら見つけた植物の話を聞くことからスタートしました。

「何もなさそうでも、実は遊び道具がいっぱい」と、水﨑さんが手に取ったのは、オオバコの葉。葉を手に持って立てると、ペコリと葉がおじぎをします。オオバコの葉には太いスジが通っていて、それを引っ張ると曲がるというのが種明かし。子どもたちも興味津々でパパと一緒にオオバコのおじぎにチャレンジしていました。

このほか、種子の部分をよく見るとイノシシのように見えるイノコヅチや、文字通りかじると苦味のあるニガナ、おままごとにも使えそうな赤い実をつけるモチノキなど、何もないように見えたグランドに、たくさんの植物があることを知り、参加者はビックリ。「公園に行った時も、子どもと一緒に遊べそう」「何気なく見ていた木の実から、いろんなことが分かった」と、楽しそうな声が聞かれました。

秋の代表的な植物を使って、かわいいフクロウ作りに挑戦!

最後には、河原などでよく見かけるススキやオギを使ったフクロウ作りを教えてもらいました。自宅でも簡単に作れるので、ぜひ皆さんもチャレンジしてみてください!

フクロウの作り方

①ススキ1本に長めのタコ糸を結び付けます。

②①のススキを含めた6~10本ほどのススキを合わせて紐で結びます。(穂の2、3センチ上で結んでください)

③結んだところから下へ穂を下ろして紐で結び、丸い顔を作ります。(飛び出した部分は後で切ります)

④顔の周りに隙間なくススキを並べ、紐で結びます。(これが体の部分になります)

⑤顔を作る時と同様に、下へ穂を下ろして、紐で結びます。

⑥飛び出たススキをハサミで切り、目のシールを貼り、ドングリのくちばしをボンドで付けたら完成です。

時間をかけずに手間をかけるのが、子育て中のスキンケアのポイント!

ママ講座では、クレンジングから洗顔、スキンケアまでの方法をレクチャー。参加者の中には「子どもが生まれてから、肌のお手入れやメイクもほとんどできていない」という人も多く、「忙しい中、どうしたらいいか悩んでいた」という声が聞かれました。

そんな声に講師の平井さんは、「1人で湯舟に浸かれる日だけ、化粧用のオリーブオイルでマッサージするだけでも違います」「洗顔の時は、水を30回顔にかけましょう!これだけでキレイになるから、ぜひやってみて」「本当はシャワーで顔を洗うのはNGだけど、時間のない時だけは、ぬるま湯&弱いシャワーで流すならOK」など、子育て中のママには目からウロコの情報をたくさん教えてくれました。

パパに子どもを任せて、じっくり2時間ていねいにお手入れしたママたちの肌はツヤツヤに! ママたちは「ファンデーションのノリが違う!」「ていねいにケアすることが、こんなに自分のためになるんだなと分かりました」と、うれしい驚きを感じたようです。

最後に平井さんは、「自分の顔や肌は、子育てが終わった後も付き合っていくもの。忙しい毎日の中でも、ちょっとだけ自分の肌に向き合う気持ちが大切です。時間がなくても、手間はかけるという思いで、今日覚えたことを1つでも実践してみてください」と、エールを送りました。

今回行ったオリーブオイルマッサージは、添加物を配合していない100%純粋なオリーブオイルを使用。オリーブオイルは人の皮脂に近い成分なので、浸透力がよく、さらっと肌に馴染むそうです。平井さんから教わった方法を参考に、ぜひ自宅でもやってみてください。

オリーブオイルマッサージ

洗顔後、清潔にした後のお肌にマッサージを行います。

①約4mlのオイルを手のひらに取り、顔全体にオイルを広げます。

②ゆっくりと呼吸のリズムに合わせて、気持ちよく感じる程度の力加減で、お顔の下から上へマッサージをします。

③マッサージの後は、スキンケアチーフなどで拭き取ります。