離乳食の時期は、母乳やミルクから栄養を摂っていた赤ちゃんが、食事に移行していく大切な時期です。離乳食のお世話は、自分が作ったものを食べてくれる喜びを感じたり、赤ちゃんの好き嫌いを発見したりと、パパにとっても楽しみや学びを得られ、赤ちゃんとの絆を深めることができる貴重な機会になります。
母乳やミルクはママにお任せしていたというパパも、ここからはしっかりと活躍できる場面。離乳食はママにとっても初めての作業なので、ぜひ一緒にチャレンジしてみてください!
離乳食スタート時は、食べる楽しさを感じてもらうことが大切
離乳食の初期段階は、まず食べることや食べ物の味に慣れることのが一番の目的です。しばらくは、母乳やミルクを併用していくので、食べられなくても心配はありません。笑顔で話しかけながら、食事の時間を一緒に楽しんでください。
基本的には、噛まなくても飲み込めるよう、なめらかなペースト状にします。アレルギーなどの可能性もあるため、食材1種類を1日1回、1さじから始めましょう。(特に、初めての食材を試してみる時は、アレルギー症状が出た場合にすぐ小児科に行くことができる時間帯を選ぶのがおすすめです。)
鉄分たっぷり! ほうれん草ペースト
【材 料】
・ほうれん草 1束
・水 適量
【作り方】
①ほうれん草はよく洗い、茎部分を切る。
(柔らかい葉先部分だけを使用)
②沸騰したお湯に葉先部分を入れ、柔らかくなるまで茹でる(約2分)。
③水にさらした後、ブレンダーなどでペースト状にする。
ワンポイントアドバイス!
電子レンジ(600W)で葉1枚につき約20秒加熱しても、同じように作ることができます。また、小松菜やチンゲンサイなど、他の葉物野菜も同じ手順で調理ができるので、チャレンジしてみてください。
炊飯器で作る カンタン10倍粥
【材 料】
・米 小さじ2-3
・水 100-150ml
【作り方】
①米を研ぎ、水と一緒に炊飯器に入れる。
②炊飯器のおかゆモードで炊飯する。
③炊きあがったら、ブレンダー等でペースト状にする。
ワンポイントアドバイス!
大人のご飯と一緒に炊きたい場合は、耐熱容器(湯呑茶椀などがおすすめ)に子ども用の米と水を入れ、大人のご飯を炊くお釜の中心に埋め込み、炊飯コースで炊飯をしても作れます。