岐阜市では、もっとパパとママが育児を楽しめるまちを目指して、2019年から「ぎふし共育都市プロジェクト」をスタートしています。
しかし今は、パパはもちろんママも仕事をもって働く共働き世帯が増えている時代。
育児と仕事をうまく両立したいと思っても、「子どもの急な体調不良や幼稚園・保育園・学校などの行事などに休みを取りにくい」、「子育てをしながらだとなかなかキャリアアップできない」など、悩みを抱えながら育児も仕事も頑張るのは、難しいですよね。
 
そこで「ぎふし共育都市プロジェクト」の3本柱の1つになっているのが、「ぎふし共育・女性活躍企業」の推進です。
ここでは、この制度を詳しく紹介します!

岐阜市が認定する「ぎふし共育・女性活躍企業」とは?

この制度では、仕事と育児の両立や男女が共に働きやすい職場環境をつくり、夫婦で共に子育てを行う「共育」の推進に取り組む企業や、女性が能力を発揮して社会で活躍できる取り組みを積極的に行っている企業を「ぎふし共育・女性活躍企業」として認定するものです。


認定される企業は、今回の「ぎふし共育都市プロジェクト」における大きな目的の1つである“男性の育児参画推進”に向けて取り組む「共育企業部門」と、女性のさらなる活躍を目指して取り組む「女性活躍企業部門」の2つの部門に分かれています。両部門の認定は、同時に受けることも可能です。

ぎふし共育・女性活躍企業はどのように認定される?

ぎふし共育・女性活躍企業は、岐阜市内に事業所があり、常時雇用する労働者がいる事業者(個人事業主も含む)であれば、応募できます。
応募方法は簡単! 「ぎふし共育・女性活躍企業認定 取組確認シート」にある75項目のうち、実施している項目にチェックを入れます。
チェックの数が認定に必要と定められた基準をクリアすれば、「ぎふし共育・女性活躍企業」として認定されます。

 





社内でワーク・ライフ・バランスを推進したいと思っても、「何から始めたらいいのか分からない」というケースも多いはず。
その点、「ぎふし共育・女性活躍企業」は取組確認シートをチェックするだけなので、誰でも手軽にトライでき、ワーク・ライフ・バランス推進の第一歩にも最適な制度です。

このほか岐阜市には、岐阜市内でワーク・ライフ・バランスの取り組みを先進的に行う企業を、岐阜市のロールモデルとして表彰して広く発信する「岐阜市男女共同参画優良事業者表彰事業」という制度があります。
「ぎふし共育・女性活躍企業」の認定を受けた後は、「岐阜市男女共同参画優良事業者」の表彰へのステップアップにも挑戦してみてください。

ぎふし共育・女性活躍企業に認定されるメリットは

自社の取り組み現状を把握できる!

認定に必要な「取組確認シート」には、WLBに関する社内研修やノー残業デーの実施、年次有給休暇の時間単位取得など、働き方改革につながる取り組み項目が並び、チェックしていくと自社が今、どんな取り組みができていて、何が不足しているかを客観的に見つめることができます。

認定後も、有効期間3年を過ぎると更新手続きで再度「取組確認シート」をチェックする必要があるため、社内の取り組みが進んでいるかどうかの確認にもなります。

「育児に理解のある会社」を求める人材の確保につながる!

近年、若い世代の間では男女共に「育児に理解がある」ことが、会社選びの重要なポイントとなっています。
そのため、「ぎふし共育・女性活躍企業」に認定されれば、企業は「育児に理解がある会社」であることをアピールでき、出産・育児というライフステージを迎えても、長く働き続けたいと考える優れた人材を獲得・確保につながります。

同様に、子育て世代にやさしい企業を探したい求職者にとっても、「ぎふし共育・女性活躍企業」の認定は会社選びの目安になり、よりよい人材のマッチングが実現します。

「ぎふし共育・女性活躍企業」になって、子育てを応援しよう!

子育て中のパパ・ママも働きやすい企業が増えれば、パパ・ママはもちろん、岐阜市全体も元気になります。
「ぎふし共育・女性活躍企業」の認定を増やして、子育てにやさしいまちづくりを目指しましょう!