【パパ大学レポート】第1回入門講座「楽家事のススメ・ママのためのヨガ講座」
9月6日(日)、今年度初めてのパパ講座が開催されました!
念すべき1回目は、プレパパママとパパママを対象とした第1回の入門講座。
パパ講座は、家事ジャーナリストの山田亮さんを迎えて「パパも楽しくできちゃう!楽家事のススメ」、ママ講座はヨガインストラクターの早川公香さんによる「ママのためのヨガ講座」が行われました。
パパはまず「家事より自事」ができるようにしよう!
パパ講座では、まず山田さんが自身の経験を交えながら、家事や育児に取り組む姿勢や、子どもの成長に応じて今後どんな悩みが出てくるかなどをレクチャー。
その中で、これから家事や育児をしようと思うパパには、「家事よりも自事(自分のことを自分で行うこと)が大切」と話しました。
今までは男性が仕事、女性が家事を担い、人という字のように頼り合っていればよかったのですが、今は男女がどちらも仕事を持っている時代。
夫婦それぞれが自事ができ、できる者同士が手をつないでできることをする「M字型」の関係が必要です。
そこで、参加したパパたちは“、生活自立度チェックにチャレンジ!
「服の着替えがどこにあるか分かる」「炊飯器でご飯が炊ける」「トイレ掃除をしたことがある」など、15問の項目をチェックして自分の自事力を確認しました。
さらに育児についても、パパの役割になりやすい「お風呂」を例に、お風呂に入れる前後に必要な家事・育児をリストアップ。
「お風呂を洗う」「着替えを準備する」「トイレに行かせる」「お茶を飲ませる」「保湿剤を塗る」など、さまざまなタスクを上げることで、パパたちはお風呂に入れるだけが育児ではないことに気づいたようです。
山田さんは、「よく『いざとなったらオレもやる!』という方がいらっしゃいますが、パパになった以上は、『もしも今日、妻が入院したらどうなるか?』を考えてみることが必要。
そうなった時は、今挙げたことをすべて1人でやらなければいけませんので、少しずつでも家事や育児ができるように、夫婦で話し合っておきたいですね」と語りました。
ママは癒しのヨガでリラックス♪
ママ講座では、プレママでもできる緩めのポーズを中心に、ヨガインストラクターの早川公香さんが癒しのヨガポーズを教えるレッスンを実施。
骨盤を安定させて生理痛や月経時の不調を緩和する「合蹠(がっせき)のポーズ」や、肩こり予防や逆子矯正にも効果があるといわれる「ネコのポーズ」などを行いました。
プレママ参加者も「お腹が大きくても無理なくでき、リフレッシュできました」と、充実した時間を過ごしていました。
後半は、夫婦そろって“共家事・家事シェア”を学びました!
後半はパパ講座にママが合流。
最初に、家事や育児のタスクが100個書かれた表に、パパがやっているものは青、ママがやっているものはピンクに塗りつぶし、どちらがどのくらい家事・育児をしているかを可視化してみました。
それを見ながら現状を発表すると、
妻「今は育休中なので、ほとんど私が家事・育児をしているけれど、仕事に復帰したら
パンクしてしまう・・・。今のうちに考えなければいけないと思った」
夫「自分が気づいていない家事もあり、もう少し頑張らないと!と思った。この機会に知
れてよかった」
夫「妻が育休中で9割がピンク色。でも1ケ月後、自分が育休を取得する予定なので、
これが逆転するかと思うとゾッとする」
など、さまざまな気づきがあったようです。
山田さんは「これをすべてやらなければいけない訳ではなく、家事を見直して減らすのも1つの方法」と、アドバイスしていました。
また中には、「家事をしようと思っても、やり方やペースが妻と違う。しっかり擦り合わせをする機会を持たなければ」という声も。
それに対し、山田さんは「夫婦の価値観は、異文化のように違うもの。その上、子育て中はどうしてもコミュニケーション不足が起こります。『2人でやればアイディア2倍・手間半分』と思って、思いを伝え合い関係のメンテナンスをすることが不可欠です。また常に感謝と思いやりをもち、『ありがとう』を出し惜しみせず伝えてください」と、参加者にメッセージを送りました。