2022年10月1日、マーサ21にてパパ大学公開講座が開催されました! 中でも注目を集めたのが、ぎふし共育都市プロジェクトの公式アンバサダーに就任した、NON STYLE 石田明さんのトークショー。今回は、「NON STYLE 石田流 子育ての哲学」をテーマに、3児のパパである石田さんの子育てエピソードや子育てに対する考え方などを紹介していただきました。

NON STYLE 石田 明(いしだ あきら)

プロフィール

NON STYLE 石田 明(いしだ あきら)

大阪府大阪市出身。
2000年同じ高校の同級生である、井上祐介さんと、お笑いコンビNONSTYLEを結成。2005年ABCお笑い新人グランプリにて審査員特別賞、上方お笑い大賞にて最優秀新人賞を受賞。2007年爆笑オンエアバトルの第9回チャンピオン。2008年M-1グランプリにて優勝。お笑いタレントだけでなく、ミュージカルやアニメ・ドラマの脚本担当や、テレビドラマのレギュラー出演など、多方面で活躍。

2012年に一般女性であるあゆみさんと結婚。2017年に双子の女の子が誕生、2020年には第3子となる女の子が誕生し、現在3姉妹のパパとして奮闘。

2017年に双子、2020年に第3子が誕生。3人姉妹のパパとして奮闘中!

双子の育児を通して学んだことは?

双子が生まれたことは、純粋にうれしかったですね。出産の時は帝王切開だったので、生まれてからは一緒に病院に泊まり込んで、育児を手伝いました。どうしていいか分からないことだらけでしたが、泣いた時は「どうやって泣き止ませる!?」と、ゲームをクリアする感覚で日々楽しみながら奮闘していました。

双子って大変そうと言われるけど、双子のパパはラッキーだと思います。絶対に育児のチャンスが回ってくるから、パパの経験値やスキルが絶対に上がります。私は、ショッピングモールなどでオムツ替えスペースに行くと、他のパパより断然早くオムツを替えられるんです。本当に双子のパパでよかったなと思いますね。でも、下の子が生まれてから初めて「あぁ、1人だけ世話すればいいんだ。双子育児って大変なんだな」と気づきました(笑)。

仕事と育児の両立はどうしてる?

今は、基本的に週休2日にしてもらって、できるだけ育児に参加するようにしています。それまでは、自分なりに家族と過ごす時間を確保しているつもりだったんですが、ある時、妻の携帯電話に入っている写真を見たら、自分が写っている写真が全然なくてショックを受けて。それからは、定期的に休みをもらうようにしています。毎年、幼稚園のスケジュールが出たら、行事の日は必ず休みを取るように心がけています。

コロナ禍の時、舞台が中止になって3カ月ほどスケジュールが空いた時があったんです。事務所は仕事を入れようとしてくれましたが、その時に自分から「休みたい」とお願いして、家族と一緒にどっぷり過ごせる時間をつくったんです。家族と毎日過ごしていたら、あらためて「自分が何のために働いているか」を考えるようになって、家族をより一層大切に思ういい機会になりました。

休みを取ってみると、その分、仕事への執着が強くなって、集中力も濃度も、結果的に仕事の質も上がったんです。自分にとっては、休むことはプラスにしかなっていないですね。でも、仕事とプライベートはきっちりと分ける方です。家族が起きている間は、家で仕事をすることはなくて、みんなが寝てからするようにしています。

どうやって家事・育児を分担してる?

役割分担はしていないですね。サッカーと同じで、空いているスペースに滑り込むことが大切。つまり、できることを自分から見つけることですね。

たとえば朝、仕事に行く前に冷蔵庫を見たら、お茶がなくなっていたから作っておこうとか、帰ってきたら洗濯物がかけてあるからたたもうとか、ママはインターネットでいろいろ調べている時間がないから、旅行の行き先とか子どものグッズとか「こんなのあるよ」って調べてあげたりとか、そんな簡単なことでいいんです。でも、こういうことって自分がレギュラーメンバーにならないと気づかないんですよ。パパって育児に関してゲスト枠になっていることが多いので、まずは自分事にすることが必要だと思います。

下の子が生まれた時、10日間くらい上の双子を1人でお世話していたことがあるんです。その時は「10日も休みをもらったから、あれもやって、これもやって…」って考えていたんですが、実際は休み中に何もできなかった。まったくのゼロ。家事も育児も毎日終わりがなくて、あっという間に1日が過ぎてしまって…。家事・育児ってこんなに大変なんだと身に染みて、「自分も甘えていられないな」と思いました。

私は芸人になる前は板前だった経験があるので、料理もできるし、掃除や洗濯も嫌いじゃない。唯一、子どもの髪を結ぶことが苦手だったんですが、今は練習して5パターンくらいできるようになりました!

夫婦円満に秘訣とは?

円満の秘訣は、よく話すこと。もともと妻と過ごす時間が楽しくて結婚したはずなので、子育てがあるからといって、それがなくなるのはさみしいですよね。だからこそ子どもが寝た後には、妻と話す時間を大切にしています。

妻が息抜きしたそうな時は、ネイルや美容院、マッサージなど好きなところに「行きなよ」と言うようにしています。向こうも「1人の時間もつくってね」とか「飲みに行ってきていいよ」と言ってくれるので、「自分も次はそうしよう」と思えて、お互いに気持ちよく出かけられています。

結婚して10年経ちましたが、当初は夫婦喧嘩もあったけれど、子どもができてからは仲間意識が強くなって、喧嘩することはほとんどないですね。子育てってリアルな仲間は夫婦だけなので、夫婦で協力しようという気持ちが大きくなったと思います。

子育てで大切にしていること、石田流の子育て哲学は?

子育ても漫才も同じ。楽しませようとせず、まずは自分が楽しむことが一番大切だと思います。だから、子どもと遊んでいる時は、誰よりも自分がはしゃいでいますね。子どもと公園に行く時も全力で遊ぶので、気づいたら周りに知らない子たちがいっぱいついてきていて、それを見たうちの子がやきもちを焼くことも。絵本を読む時も、どうしたらもっと楽しめるかを考えて、自分でお話の続きをつくってみたり、盛り上がるように話を変えてみたりしているので、寝かしつけで読むことは一度もないですね(笑)。

子育ての哲学というほどではないですが、いつも思っていることは「お手本なんかない」ということ。子育ては人によって全部違っていて、「これが正しい」ということはないと思うんです。情報や人の意見に流されがちになってしまうけど、自分がいいと思うこと、自分だけのベストを尽くせばいいと思います。

子育てに参加するタイミングを逃してしまったパパや、これからパパになるけど不安だなと思っている人もいるかもしれないけど、やってみたら楽しいことがたくさんあります。子育ての楽しさ、すばらしさを今後も発信していきたいですね。